RESISTANTのラインナップの中でも幅広い層からの支持を得るロングセラーモデルHOPEとBONDがフルモデルチェンジしました。

外観はこれまでのイメージを踏襲しつつ、細部に至るまでを全面的に刷新しました。
進化ではなく、深化という名の継承です。

10年近く生産し続けた事で修理の依頼も多く頂き、修理する事で見えてくるウィークポイントを改善点としてフィードバックしました。

修理の大半はインナー生地とロールトップ部のベルクロの交換でした。
今回のモデルチェンジでインナー生地はRESISTANTオリジナルの軽量防水生地へ変更し、ロールトップ部分はベルクロ式からカムバックル式のハイトアジャスターに変更しました。
この変更と共に左右にあったアウターポケットをバックパネル下部のジップポケットへ集約する事で大幅な軽量化を達成しました。

《容量》
HOPE：約32リットル
BOND：約24リットル
※ロールトップを閉めた状態で、ボトムがR形状の為、おおよその容量です。

バックパネル下のポケットは慣れれば背負ったまま荷物の出し入れが可能です。
U字ロックやペットボトルなども入る十分な容量があります。

さらにHOPE、BONDの特徴でもあるクロスストラップはバックルごと外せるように変更し、クロスストラップを外してスッキリとした表情でも使用いただけます。

ボディとのバランスを考え、HOPEのストラップは25mm、BONDのストラップは20mmを採用しました。
その他のマイナーチェンジ部分は、最新バックパックモデルのROGUE、ROGUE PROと同じ仕様になっています。

＜クイックリリースDリング＞

Dリングを引く事で速やかにショルダーハーネスのテンションがリリースされます。
また、チェストスタビライザーのバックルが片手で着脱できます。

＜立体メッシュパット＞
ショルダーベルトの内側には肩から背中にかけて立体ハニカム構造のメッシュパッドにより通気性を確保。
負担の掛かる肩部分はベンチレーションホールを開けたクッション材が挟み込まれているので重い荷物を入れて背負った時の負荷を軽減します。
ベルクロで着脱が出来て洗濯も可能

＜ロールトップ　ハイトアジャスター＞
メイン気室の容量を最大限に使い切る為にロールトップ部分にも荷物を入れた時に、口を閉じる為のウェビングが足りなくなってしまう事を防ぐ機能。
アジャスタブル・カムアジャスターで位置設定が出来てしっかりと固定出来る上に、片手でバックルの着脱と調整が可能です。

＜フローティング インナーボード＞
割れに強いポリプロピレン樹脂ボードにメッシュポケットを上下二段配置。
小物類の収納スペースであると同時に、角張った荷物が局所的に背中を圧迫する事を緩和します。
また、ボードは上端だけが固定されているのでノートパソコンをボードに固定した状態で前屈姿勢を取った時でも背骨の可動域が著しく制限される事がありません。
・ボードはバッグ本体にベルクロにより固定、着脱が可能。
・キーアンカーとなるスナップフック
・ノートパソコンを固定出来るウェビングアジャスター
※画像はBONDのインナーボードです。

<参考>
雑誌サイズ：21×30×0.9cm
Mac Book Pro 13 inch：21.24×30.41×1.49cm
Mac Book Air 13 inch：21.24×30.41×0.41~1.56cm
iPad PRO 12.9 inch：21.49×28.06×0.59cm

＜インナー生地＞
RESISTANTオリジナル　軽量防水生地
70デニール　ハニカムリップストップナイロン
加水分解に強いTPU（Thermoplastic Polyurethane）コーティング
ベースのナイロン生地の厚み、織り方、TPUコーティングの厚みなど幾つものサンプル生地を作り、フィールドテストを繰り返し、
このオリジナル生地の完成までに気が付けば２年の月日が経過してしまいましたが、軽量である事と丈夫である事を高度にバランスさせた独自性の高い生地に仕上がりました。
見た目は艶消しの落ち着いた表情で、触感はサラッとしているので荷物の出し入れもスムーズです。

これからの10年も、希望と絆を背負い、共に深化して行きたいと願います。

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