Ultralight

このところ色々なウルトラライト系の素材で試作品を作っています。

ハイカー達に浸透している「ウルトラライト志向」は、単にバッグ単体が軽いのではなく、荷物全てに対し極限に近い軽量化を行っているので、バックパックの強度を多少犠牲にしても成立します。

ウルトラライト系のバッグの素材は主にセイルクロスと呼ばれる競技用ヨットの帆に使われる物や、スポーツカイト(凧)に使用される素材を流用しています。

これらは主に風を受け止める事に適した素材であり、水を弾き、引張り強度に優れている半面、突刺し強度はそれ程高くはない性質があります。

その様な特性を持った生地を縫製しバッグにした場合、針穴がミシン目状になり、強い力が加わった場合そこから裂けてしまう恐れがあります。

競技用ヨットの帆を作るには引裂きに対処する為にコンピューターによる応力計算をした上で、熔着やシーム処理などの独自の技術により強度の高い物を製造できますが、その技術をバッグ製造に生かせる環境が無い場合、強度を確保する事が大変困難です。

先に触れたハイカー仕様のウルトラライトのバックパックは背景にD.I.Yの精神があり、自己責任を基にしたチャレンジにより進化して来た経緯があります。

その中から製造ノウハウをシェアする者や、その発展形としてガレージメーカーが幾つも現れました。

その経緯はメッセンジャーバッグが歩んだ歴史と酷似していますが、大きく違うのはメッセンジャーバッグがヘビーデューティーである事が多くの人に支持されたのに対し、U/L系のバックパックは「ULTRA LIGHT」と銘打つ事により、軽さを追求した分、それに伴うデメリットも受け入れるという不文律の元に流通して来た点にあります。

現時点でのRESISTANTの見解としてはU/L系素材を用いてのタフなメッセンジャーバッグの製造は強度確保が困難であると判断しています。

しかし、U/L素材でも強度に優れる物は存在し、例に挙げるならHybrid Cuben FiberやX-Pac Expeditionなどは充分に強度を満たしていますが、材量としてのコストは大変高価な物になるので導入のメリットがあるのか?判断に迷うところです。

一つの方法としては、フラップ部分のみをX-PACにしたり、重くなるPVCターポリンをDacron Sailclothに置き換えるなどすれば強度を落とさずに軽量化は出来ますが、個々にデメリットは発生します。

今後の方向性としては、軽さとコストと強度を高次元でバランスさせるという部分は追求しつつも極端なU/L志向に走らずに、耐水性重視のヘビーデューティーな作りに軸足を置いて開発に取り組んで行きたいと考えております。

もう一つの方向性としては、強度以上に軽量化を優先すべきアイテムや、財布などのバッグの中に入れる物を軽量化する事でトータルの重量を軽量化して行くアプローチは積極的に行って行きたいと考えています。

前置きが大変長くなりましたが、第一弾として、smart walletをU/L仕様にした「Ultralight smart wallet」を作ってみました。

アウターは2種類。

Dacron Sailcloth


Laminate racing sailcloth (Black Aramid)






※紙幣はタイベックの内側に入るので外から透けて見える事はありません。
 但し、カードリーダー対応のカード収納部に入れたカードは外から透けて見えます。



インナーは両方ともTyvek1082D



軽量化の為ホックからベルクロに変更



インナーをTyvekの中でも最も厚い1082Dにしたので、軽量でありながら張りがあります。、

表面が平滑な為、コインの脱落を防ぐフラップを追加。

紙幣の抜き差しも滑りが良く気持ち良いです。

ダクロン・セイルクロスもタイベックも防水素材なので紙幣やカードを水濡れから守ります。




重量18g

まずはオンラインショップで予約販売中です。

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