COOPER(クーパー)

2010.4.26

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名前の由来は、RESISTANTでは初の縦に長いタイプで、形が「桶」の様なので、桶職人のCOOPERから取りました。
当初はもう少し縦長でスリムな寸法でデビューの予定だったのですが、少し横に広げて
底面も広げました。
寸法は「スーパーの買い物袋(大)がすっぽり入るサイズ」です。
なぜ、スーパーの買い物袋はあのサイズなのか?を色々考えた結果、買い物した物を最も安定して運べるサイズであるという結論に至りました。
そして、前回の告知では止水ジップを付けるとか言っていましたが・・・ジップを設けると開口部がガバッと開かないので・・・・保留です。
バッグの口を人間の口に例えると、ジップを付けた場合「に」の口の形になります。
理想では「は」の口の形にならないとガバッ、ドカッと出し入れ出来ないし、内容量の融通も利かなくなります。この辺りの問題が解消されたらジップ付きも出すかも知れませんが、ジップの代わりと言ってはなんですが、フラップが付いているので問題はないかと思います。

形からして、もはやメッセンジャーバッグではないので、ベルトも38mmのPRESKOOLなどに使用しているワンサイズ細い物を採用し、ショルダーバッグとして領域を主軸として捉えています。
細くてもシートベルトを重ねたしなやかな物なので、重い荷物を肩にかけても予想以上に楽に感じます。
今回のトートシリーズ「COOPER」と「oblong」の基本構造は一緒です。
(oblongの名前の由来は英語で長方形・楕円形という意味です。)
メッセンジャーバッグの場合は背負ったまま荷物の出し入れがし易く、背中にフィットする事が重要ですが、トートの場合はバッグを床やテーブルに置いて、そこに荷物を入れて行く事が多いと思います。
その時、バッグ自体が自立していて、開口部がガバッと開いていないと、両手で荷物を入れようとする時など不便です。
特にCOOPERの様に縦に長いと尚更ですが、フニャフニャでクタッとしたトートは使い辛いです。
RESISTANTのトートが自立するのにはちょっとした秘密があります。
一つは素材その物にコシがあるので、薄手のキャンバスの一枚物とは比較になりませんが、ターポリン生地のインナーポケットが底辺付近をグルッと回り込んでいて、それが芯材の様な役割も担っています。
薄地のエコバッグなどですと、酒瓶などを入れると重みで底部が変形し、硬い物が外側に突き出るような違和感を覚えますが、RESISTANTのトートは底部が二重になっていて側面もインナーポケットで補強されているので納まりが良いです。
お弁当を平置きしても問題ないですし、万が一惣菜の汁がこぼれても簡単に吹き取れます。

インナーのポケットが底部付近にあると取り出し辛い感がありますが、バッグの内壁を伝ってアプローチするので直ぐに取り出せます。
oblongでは8室、COOPERでは6室あるので、入れる場所を決めておけば手探りすらする事無く取り出せます。
トートバッグを使うと部屋の鍵がどこかに行ってしまったり、財布が一番下に下敷きになっていて直ぐに取り出せずに不便な体験をした方もいらっしゃると思いますが、その様な不便さも解消されています。

特徴的なフラップは一見普通ですが、実は個性的な作り方になっています。
トリム(縁巻)に見えてトリムではありません。
これは極力フラップを薄くする為の工作です。
それに対して対照的なのは開口部の縁の部分のトリムです。
こちらは逆に分厚くする事で開口部の形状をキープできる様にしています。
これもトリムに見えますがトリムではなく、帯状にキャンバスを裁断し巻き付けて縫い込んでトリム風に見せています。
パッと見はシンプルなトートですが、なかなか複雑な構造になっています。


価格:21,000円(税込)
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http://resistant.shop-pro.jp/

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