PEDAL STRAPの考察

2009.12.6

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「クリップレス・ストラップ」もしくは、「ペダルストラップ」正式名称すらないこのジャンル。
多種多様な物が各ブランドから出てきました。
RESISTANTはどこにこだわったのか?を挙げてみます。
・フィット感
以前に作ったトゥーストラップコネクターのノウハウを転用してつま先に向かってテーパーがかけてあります。

これにより、足が入り過ぎないように適度な位置で止まります。
また、甲の部分に金具が位置しないように設計し、かつベルトが4重(しかもワイドな60mm)になっているので適度な剛性感としなやかさがバランスされています。
相当ハードに乗り込んでも甲が痛くなりづらいです。
・足入れ感
蹴り返しを正確に行なうには、ペダルが常に蹴り返し面を向いていなければなりません。
振り子的に動かす上で、トゥークリップと同等の重量物がつま先にないと蹴り返しのリップが丁度良いところに来ません。
重量バランスを考え、また、クランクに引っ掛からない様にクリアランスを確保し、
極力蹴り返しのリップが適正な位置に戻るように設計してあります。
また蹴り返し面のアングルの延長線上にストラップがあると、足いれ時にストラップにつま先が当たって踏んでしまいます。


しかし力が最も効率よく伝わるのはペダルのスピンドルに直角なペダル面の垂線上にストラップが来る事が理想です。
その両方の要素を満たした位置にストラップが来るように設計してあります。


・足抜き感
パワーグリ○プを使った事がある方は分かりやすいのですが、斜めから足を入れて、真っ直ぐに踏み込む事(つま先を外転)でテンションが働きグリップする構造ですが、
ペダルストラップは逆につま先を内転させた状態だとテンションが働き足が抜きづらくなります。
その特性を生かせばスキッドでテールを振った時などに足がすっぽ抜ける事が防げますが、デメリットとしてその態勢でスリップダウンした場合はかなり足が抜きづらいです。
これは足入れ部分のアーチのネジレ剛性による部分が大きく、RESISTANTはネジレで変形しないようにアーチ部分を4重構造にした上に2重ステッチと返し縫いをガンガンかけています。
ですので足抜きは比較的やり易いでしょう。(個人的にはトゥークリップ付きと同等レベルだと思います)
・ペダルとの相性
本来の性能を発揮する上で、合わせるペダルが重要になります。
ペダルを横から見て、4個の肉抜き穴があるタイプをご使用下さい。
肉抜き穴が平たく横方向に開いているタイプはストラップが前後に動いてしまい適正なフィット感を得られません。
また、ペダルの足踏み面が微妙に凹状の物は、抜重時にシューズの底面とクリアランスが出来るので、足抜き時にピンがかかりにくくて良いです。
以上を踏まえた上で、現時点でRESISTANTが推奨するペダルは下記の二点です。
・ODYSSEY  TWISTED PC
・Eclat  SURGE PC
※二穴ですがEASTERNは、なかなか良いです。

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